Web広告の一種であるディスプレイ広告。
今回は、ディスプレイ広告の概要やリスティング広告との比較、実際の掲載イメージについて具体的に解説していきます。
目次
ディスプレイ広告とは

ディスプレイ広告は、何百万ものWebサイトやアプリ上に、画像・動画・HTML5によって視覚的に訴求する広告のことです(後ほど掲載イメージをご紹介します)。
豊富なターゲティング項目から配信対象を絞り込み、ユーザーのさまざまな行動データに基づいて広告を表示させます。
ディスプレイ広告は主に商品やサービスを認知していない潜在層ユーザーにリーチします。
代表的なものは
- 日本最大のコンテンツネットワークである Google のGDN(Google Display Network)
- 大手が運営するネットワークとして Yahoo! の Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)
があります。
※2021年6月にYDA(Yahoo Display AdSense)は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)へ名称が変更されています。
国内のシェア数は Google のが多いため、本記事では主に「Google ディスプレイ広告」を中心に解説していきます。

GoogleとYahoo! は、日本での検索エンジンシェア数が圧倒的に高いということがわかります。そのため、この二媒体でディスプレイ広告を配信することで国内の大半のユーザーへ広告をリーチできます(2022年9月現在)。
掲載場所
Google とYahoo! のディスプレイ広告の掲載場所は、以下の通りです。
媒体 | 自社コンテンツ | 提携パートナー |
---|---|---|
Gmail、YouTube等の Google上の全てのサイト | 価格.com、livedoor等のインターネット上の数千ものパートナーサイト | |
Yahoo! | Yahoo!トップページ、Yahoo!ニュース等 | FNNオンライン、食べログ等の多数の提携パートナーサイト |
Google ディスプレイ広告の掲載イメージ



Yahoo! ディスプレイ広告の掲載イメージ



普段私たちが使用している、身近なWebサイトやアプリで広告が配信されているということがお分かりいただけると思います。
ユーザーを追いかけて広告を表示する「リマーケティング」機能
ディスプレイ広告のリマーケティング(Yahoo! 広告では「リターゲティング」)は、過去にWebサイトに訪問をしたユーザーへ広告を再度表示させる機能です。
リマーケティングは、主に以下のようなシーンで効果を発揮します。
- Webサイトにアクセスしたものの、問い合わせや申し込み等のコンバージョンに至らなかったユーザーに対して広告を配信
- ECサイトでかご落ちしたユーザーに対して、閲覧商品の情報を含む広告を配信
- 過去に商品を購入したユーザーに対して、リピート購入を促す広告を配信
もともと商品やサービスに興味があるユーザーが対象となるので、コンバージョン(成果)につながりやすいということが最大のメリットです。
ディスプレイ広告とリスティング広告の違い
ディスプレイ広告 | リスティング広告 | |
---|---|---|
配信形式 | 主に画像・動画形式 | テキスト形式 |
リーチ | テレビCMのように幅広く、潜在層ユーザーへ訴求 | 「今」情報を求めている、顕在層ユーザーへ訴求 |
課金方式 | ①クリック単価制、 ②インプレッション単価制(※2) | ①クリック単価制 |
費用面 | ①10〜200円/1クリック、 ②10〜500円/1,000回表示 | ①100〜1,000円/1クリック、 |
(※2) 媒体や配信方式によって異なります。
ディスプレイ広告の課金方式について
ディスプレイ広告では、主にクリック単価制とインプレッション単価制の2パターンがありますので、それぞれ解説します。
①クリック単価制
クリックされて初めて料金が発生する仕組みのこと。クリック課金型(PPC)と呼ばれることもあります。
広告が表示されただけでは料金が発生しないため、無駄が少ないのが特徴です。
また、悪質なクリックを防ぐため Google 、Yahoo! 広告共に、無効なクリックは請求されない仕組みとなっています。
②インプレッション単価制
広告が1,000回表示される毎に課金される方式のこと。
商品やサービスの認知度を高めたいときや、より多くのユーザーに広告をリーチしたいときに有効です。
ディスプレイ広告が配信されるまで
広告オークションの仕組み
掲載する広告を公平に選択するため、広告が掲載候補となるたびに広告オークションが行われています。
以下のロジックで算出された「広告ランク」を基に配信される広告が決まる仕組みです。Yahoo! 広告では「オークションランク」といいます。
広告ランク
「入札単価 × 品質スコア + 広告表示オプション等の要素」
広告の掲載順位や表示の有無を決める指標です。※品質スコアに関しては後ほど解説
品質スコア
品質スコアとは、広告の品質を10段階の数値であらわしたものです(数値が高いほど評価が高い)。Yahoo! 広告では「品質インデックス」といいます。
ディスプレイ広告の品質スコアは以下の要素で数値が決まります。
①【推定クリック率(CTR)】
- 表示された広告がクリックされる確率のこと
- クリック率=クリック数÷インプレッション数で求められる
- 課金方式:クリック単価制
②【ランディングページの利便性】
- ユーザーにとって使いやすいランディングページであるか
- 課金方式:クリック単価制、インプレッション単価制
広告ランクは、以下のように求められます。
広告主 | 入札単価 | 品質スコア | 広告ランク | 掲載順位 |
---|---|---|---|---|
A社 | 300円 | 5 | 1500 | 1位 |
B社 | 200円 | 7 | 1400 | 2位 |
C社 | 400円 | 3 | 1200 | 3位 |
基本的には、入札単価を高く設定していると広告ランクは上がりますが、金額だけ高くしてしまうとコンテンツの品質が低いサイトまで上位表示されてしまいます。
こうしたことを防ぐため、品質スコアも評価されるように設定されています。
広告の表示回数を上げるために入札単価を上げたりもしますが、ただ単に入札単価を上げれば良いというわけではないということがお分かりいただけるかと思います。
ディスプレイ広告の種類
①レスポンシブ ディスプレイ広告
レスポンシブ ディスプレイ広告とは、アセット(画像、ロゴ、動画、広告見出し、説明文)をアップロードすると、各要素を自動的に組み合わせて生成される広告のことです。
【メリット】
- 画像・動画素材をアップロードするだけで広告が自動生成されるため、クリエイティブの制作コスト削減につながる
- Google の学習モデルにより、掲載結果の履歴から最適なアセットの組み合わせでイメージ広告が生成される
- 広告のサイズやフォーマットも自動調整される
【デメリット】
- 自動生成されるため、クリエイティブのデザインを細かく設定することができない
②アップロード型 ディスプレイ広告
アップロード型 ディスプレイ広告とは、画像やAMP HTML、HTML5 で、独自の広告を制作しアップロードする広告のことです。
【メリット】
- クリエイティブのデザインを完全にコントールすることができる
【デメリット】
- クリエイティブの制作コストが発生する
まとめ
ディスプレイ広告を活用することで、企業・サービスの認知度向上をはじめ、過去にWebサイトにアクセスしたユーザーへの広告配信などより戦略的なプロモーションが可能になります。
弊社ではディスプレイ広告の運用支援も承っておりますので、お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。